糖尿病の治療ガイド

-亜鉛-

亜鉛

亜鉛の効果効能

亜鉛は人体の60兆個の細胞全てに存在して、全酵素2200種類の内、100種類以上の酵素のサポートをしている重要なミネラルです。亜鉛の主な役割は、男性の精力を増し、精子の生産を行い、タンパク質の合成、遺伝子の複製、細胞の増殖、傷の修復、免疫力の強化、味覚の保持などです。


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亜鉛の糖尿病効果

亜鉛はインスリンの構成物質になりますので、糖尿病の方には重要なミネラルです。

亜鉛は「セックスミネラル」

亜鉛の働きで一番注目されているのは、男性の精力との関係です。亜鉛は男性を元気にする、男性ホルモンのテストステロンや精子を生産する酵素の一部分となります。亜鉛を摂取すると、これらが増強されるので、アメリカでは亜鉛は「セックスミネラル」と呼ばれています。

亜鉛は子供の成長を促進

亜鉛は妊娠時にも、重要な栄養素です。人間の成長速度が一番速いのは胎児の時期で、細胞増殖や遺伝子の複製が大量に、そして高速で行われます。この時も亜鉛が関係しますので、妊婦の方は亜鉛不足にならないように注意が必要です。

子供に亜鉛が不足すると、身長の伸びや体重の増加が止まる、「成長遅滞」になります。この亜鉛不足による成長遅延の原因の仕組みは、判明していません。しかし最近の研究で、亜鉛はインスリン様成長因子(IGF)の働きを助けることで、骨が成長していることが判っています。

亜鉛は不足しやすいミネラル

このように亜鉛は、妊娠を望んでいる夫婦や、子供たちの成長に、重要な役割を果たしています。しかし亜鉛は、大変不足しやすいミネラルなのです。

パンやウドンなどの材料の小麦や、インスタント食品には「フィチン」と呼ばれる物質が多量に含まれています。フィチンは亜鉛に結合しやすく、亜鉛の体内への吸収を妨げます。このため亜鉛は現代の食生活では、不足しやすいミネラルなのです。亜鉛はカキ(牡蠣)とノリに豊富に含まれていて、これ以外には牛乳や豆類、肉類などに含まれています。

亜鉛のさまざまな働き

亜鉛は傷にも有効で、亜鉛を摂取することで、口内炎の「アフタ性潰瘍」が治り、すりつぶした亜鉛とビタミンEを傷口に塗布すると、傷が修復したりします。

亜鉛はこの他に、免疫細胞を増殖させて免疫力を高めたり、体の細胞の新陳代謝に重要な役割を果たしています。

改善が期待できる症状

糖尿病 精力減退

亜鉛を含む食品

カキ(牡蠣) レバー ワカメ コンブ ノリ カニ スルメ


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亜鉛の飲み方

1日8mgを目安に食後服用してください。上限は40mgで、これ以上摂ると、銅不足になり重大な副作用を起こします。また呼吸器系疾患や皮膚感染症の特効薬テトラサイクリンや、フルオロキノロンなどの抗生物質を飲んでいる方は、服用は避けてください。


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